昨日は、節分の話をしましたが、名古屋では、嫁入り時の「菓子まき」
というイベントが存在します。
娘が結婚式場に向かうときに、2階から、お菓子をまくんですよ。
というか、この時点で意味フーですね。
僕が子供の頃(35年前です)名古屋の下町では、お嫁さんは、自分の家から
着物を着て、タクシーに乗って式場に向かいます。
その際に、両親はたくさんの人に見に来てもらおうと、お菓子の詰まった袋を
家の2階から投げます(ひと袋300円ぐらいの詰め合わせ)
名古屋嫁入り物語というドラマで植木等が
お菓子を巻きながら「これが名古屋の嫁入りだぎゃー」とやっていました。
で。これがすごいんですよ。「こいつはまさに戦場だ!!」というアクション映画
のタイトルになりそうなぐらいの争奪戦です(笑)
菓子巻きの30分前には50人ぐらいの人数が待機して、菓子まきが
始まった瞬間阿鼻叫喚の地獄図がくりひろげられます。
孫のためにとにかくかきあつめるじいちゃんばあちゃん。
どうしてもお菓子が食べたい子供たち。
この両者で熾烈なバトルが始まります。菓子まきは5分ほどで終わるんですが
終わったあとには、かならず2・3にんが鼻血を出していました(笑)
今ではもうこの風景を見ることはなく、懐かしい記憶です。
今これをやったら、ヤンママとかいっぱい来て………
もっと怖いでしょうか。
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